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MBAから得た内面の変化

Toruです。GMBAを卒業し、日本に戻り、会社に出社しました。私はアメリカ帰りのMBAホルダーということもあり、会社の皆から憧れの目で見られるであろうと内心、心を躍らせて出社しましたが、皆は口裏を合わせたかのように、

「太った?」

という第一声を半笑いと共に浴びせてきます。実際はそんなに太ってはいないのですが、アメリカ帰りということもありハンバーグを食べすぎたと思われています。現在、「ハンバーグ師匠」というあだ名を頂き、時々、私が突拍子もなく「ハンバーグ!!」と叫ぶとややウケする状態が続き、自分でもまんざらでもないと感じてきているこの頃です

さて、今回はMBAを通じて、自分の内面がどう変わったのかを振り返りました。主に2つのことが変わりましたので、以下に示します。

決断力の早さ

ビジネススクールでは、Opportunity Lossという概念を学びます。これは最善の意思決定をしないことによって、より多くの利益を得る機会を逃すことを意味します。 決断するタイミングが遅くなることによって、競合他社に市場を奪われたり、買収しようとしていた会社を先に買われたりすることがOpportunity Lossの例に挙げられます。MBA留学以前、私は何かを決断する際に、十分な情報がないと決断をためらってしまい、決断を下すのが遅くなる傾向がありました。しかし、このOpportunity Lossの概念を学んだことによって、私は決断力の遅さを改善して、より良い意思決定を下そうという思いに至りました。今後、自分の仕事や人生において、十分な情報がなく、限られたものしかない状況が多々あるかと思われますが、決断をより早く正確にすることによってLossを減らしていきたいと考えています。

新しいものへの関心
私は、保守的な傾向があり、新しいものへ懐疑的な見方をしていました。日常生活を例に挙げますと、MBA留学前は、所謂、ガラケーを使い続けており、周りの同世代がスマートフォンを使っていても気になりませんでした。しかし、MBAの学生たちは新しい技術や意見を貪欲に取り入れ、自分のものにし、今後の自分達のキャリアやビジネスに活かそうしていました。私は、これらの姿勢を見て、自分を鑑み、自分も新しいものへ関心を傾けようと考えるようになりました。これから、仕事と日常生活の両方において、新しいものを恐れず、貪欲に取り入れて、急速に進むビジネスシーンに喰らいついて行こうと考えています。

 

以上です。

 

今後の仕事は、アメリカに戻って医薬品とIoTを組み合わせたような全く新しい製品を担当して、開発からマーケティングまで従事することになりますので、このような内面の変化が役立つと思っています。