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Forever Go Blue! 〜卒業式を終えて〜

Class of 2017のCommencement Ceremonyの様子をまとめてみます

今回のブログ投稿を担当するLeoです。

早いものでアナーバーセッションのElective Courseも全てを終え、残すところMAPのみとなりました。GMBAは企業派遣者向けの変則スケジュールのプログラムであるため、7月3日が本来の卒業日となりますが、卒業生のボリュームが多い9月入学&4月卒業の人たちと一緒のタイミングで卒業式に出席することになっています。

まだMAPがあるのに、ガウンを着て、記念撮影して、Commencement Ceremony(卒業式)に出席するのは、何だか変な気分だなぁと思いましたが、人生の中でも区切りとなる一日、思い切り楽しみました。

受験中の方には、晴れてこの日を迎えられることを励みに、ぜひ頑張ってください!というメッセージを込めて、Commencement Ceremonyの様子をレポートしてみます。

<卒業式前日>

この日はクラスメートがアレンジした、プロカメラマンによる写真撮影会です。我々の代は本当に雨男・雨女の集いで、これまでのExcursion系のイベントはことごとく悪天、今回も例によって悪天候の中での撮影でした笑

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<卒業式当日(Ross Commencement)>

当日直前まで僕自身も混乱していましたが、アメリカの大きな(?)大学ですと、卒業式は2日程に分かれているようで、当校の場合は、初日に学部単位(Ross)での卒業式、翌日に全校単位での卒業式の2つのCeremonyがありました。

まずはRossの卒業式。まずは卒業生のうち、成績優秀者(Beta Ganma Sigma)を表彰する小規模の式典からスタート。GMBAからも日本人1名含む数名がめでたく表彰されました。

続いてRoss校舎でのレセプション。日本は大学院生ともなるとこの日のために日本から飛んで来る家族はいませんでしたが、アメリカ、アジア、南米などから、多くの家族がやって来ていました。とある教授からは、日本人は誰も家族が来てないなんて、なんてかわいそうなんだ!というコメントまでもらいました(笑)これもダイバーシティなのでしょう。

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そして、Deanとの公式集合写真へ。

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いよいよ卒業式っぽくなって来ましたー。そして、今度は、ミシガン大学保有のバスケットボールスタジアムへ移動。ここが学部単位での卒業式の会場です。

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学部生、大学院生(フルタイム、イブニング、ウィークエンド、GMBA)、PHD合計で1500人近くの卒業生が一堂に会し、Commencementが行われました。

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上の写真に写っているのが、去年から就任した新進気鋭のDean、Scott DeRueです。彼より冒頭挨拶があり、式典の開始です。

大きな内容としては、目立った活躍をした卒業生・教授の表彰、ゲストスピーカーによる卒業生への激励スピーチ、卒業生一人一人とDeanによる握手、の3つでした。

今年のRossのゲストスピーカーは、わずか4年足らずで世界最大級のホスピタリティビジネスにまで成長したAirBnBにて、ホスピタリティアドバイザーを勤めるChip Conley氏でした。Joinした当時52歳だったChipが、平均年齢約半分程度の若者のエンジニア集団に飛び込み、会社を大きく成長させて来た話に、卒業生一同大変興味深く聞き入りました。

メッセージは三つ。前後の文脈なしには伝わりづらいですが、以下の3点を覚えていてほしい、ということでしたので、せめてサマリーだけでも書いておきます。

1、あなたに提供できる(でき得る)World-classのサービスは何かを特定し、それを磨くべし。

2、自分がチーム(部下や、自分のために働いてくれる社員)に対し、どんな環境づくりをすればチームが幸せに働けるのかという観点を常に忘れるな。

3、好奇心を常に持つべし。

2時間と長いですが、雰囲気を知るという意味では、かいつまんで見てみると面白いかもしれませんので、動画もご紹介しておきます。ゲストスピーカーのChipの講演は、35分30秒あたりから始まりますので、ご興味あればどうぞ!

ということで、式典自体は立ったり座ったり、Deanと握手するなどで結構バタバタしていたので、余韻に浸る暇はありませんでしたが、振り返ると感慨深い式典でした。

<卒業式当日(University of Michigan全体)>

この日は、学部単位での卒業式と違って、基本的には会場に行って、席に座って壇上で起こっていることを眺めるだけの気楽な式典です。

会場は我らがミシガンスタジアム!式当日の前の数週間は、日中の気候は20度前後で穏やかで、晴れの日も多かったのですが、あいにくこの日は、8度程度で風も結構吹いてました。日本でいう、二月くらいの寒さの中での式典。やっぱりGMBAはいつも悪天(笑)

ですが学部生は特に朝から酒を煽ってから来ていることもあり、ガウンの下には薄っぺらいパーティドレス一枚で大はしゃぎする女子多数、吠える男子多数と、まぁ面白い感じに仕上がっていました。

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式典の開始です。今年はミシガン大学創立200周年記念ということもあり、卒業式も200周年仕様になっていました。

200周年記念Awardとして、卒業生の表彰、Art School(日本語だと芸術学部?)在校生による本格的なビデオ放映などが行われました。

自分はあまりの寒さに、妻が一旦家に取りに帰ってくれたダウンジャケットを受け取るために、卒業生だけが入れるアリーナから、観客席にあるゲストエリアに移ってしまったので、フィールドの雰囲気はわかりませんでしたが、それでも卒業の瞬間を噛み締めながら参加することができました。

ということで、今回は卒業式の臨場感を少しでもお伝えできればと思い、ブログ記事にしてみました。受験勉強に辛くなった時は、いつか自分もこのガウンを着て、仲間と夜遅くまでぶつかりあいながら議論を重ねたことを思い出し、卒業の瞬間を噛みしめる日が来るであろうことを想像して見てください。必ずや、この日が読者の皆さんにもやって来るはずですので、引き続き奮闘し、留学への夢を実現されること、祈念しています!